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カテゴリー: PC-OS-IT

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raspberry piをbusterからbullseye経由でbookwormに更新したがしばらくしてapt upgradeでエラーが出る様になった。elecomのwifiドングル用のコンパイルでエラーとなったので仮対処した。※エラーが出ないようにしただけなので問題が出ないかどうかは確信ないので注意。

マシン状況

機体  :Raspberry pi 4B
OS   : Linux raspberrypi 6.1.10-v8+  Debian GNU/Linux 12 (bookworm)
ドングル:Elecom Co., Ltd WDC-150SU2M
種類  :rtl8188eu 系統

1.prandom_u32()無いと怒られた事への仮対処

sudo nano /var/lib/dkms/8188eu/5.3.9/source/os_dep/osdep_service.c

下記のボールドの部分を追加し、prandom_u32()を使わないようにした。

2574 inline u32 rtw_random32(void)
2575 {
2576 #ifdef PLATFORM_LINUX
2577 #if (LINUX_VERSION_CODE >= KERNEL_VERSION(6, 1, 0))
2578          return get_random_u32();
2579 #elif (LINUX_VERSION_CODE >= KERNEL_VERSION(3, 8, 0))
2580         return prandom_u32();
2581 #elif (LINUX_VERSION_CODE <= KERNEL_VERSION(2, 6, 18))
2582         u32 random_int;
2583         get_random_bytes(&random_int , 4);
2584         return random_int;
2585 #else
2586         return random32();
2587 #endif
2588 #elif defined(PLATFORM_WINDOWS)

2. current_bssが無いと怒られた事への仮対処

sudo nano /var/lib/dkms/8188eu/5.3.9/source/os_dep/linux/ioctl_cfg80211.c

9634         rtw_cfg80211_indicate_scan_done(adapter, _TRUE);
9635
9636         #if (LINUX_VERSION_CODE >= KERNEL_VERSION(3, 11, 0)) || defined(COMPAT_KERNEL_RELEASE)
9637         if (wdev->current_bss) {
9638                 RTW_INFO(FUNC_ADPT_FMT" clear current_bss by cfg80211_disconnected\n", FUNC_ADPT_ARG(adapter));
9639                 rtw_cfg80211_indicate_disconnect(adapter, 0, 1);
9640         }
9641         #endif

上記のコードを下記の様に書き換えた。特にボールド体の部分。

9634         rtw_cfg80211_indicate_scan_done(adapter, _TRUE);
9635
9636         #if (LINUX_VERSION_CODE >= KERNEL_VERSION(5, 19, 0))
9637           if (wdev->connected) {
9638                 u8 locally_generated = 1;
9639                 RTW_INFO(FUNC_ADPT_FMT" clear connected by cfg80211_disconnected\n", FUNC_ADPT_ARG(adapter));
9640                 cfg80211_disconnected(adapter->pnetdev, 0, NULL, 0, locally_generated, GFP_ATOMIC);
9641           }
9642         #elif (LINUX_VERSION_CODE >= KERNEL_VERSION(3, 11, 0)) || defined(COMPAT_KERNEL_RELEASE)
9643         if (wdev->current_bss) {
9644                 RTW_INFO(FUNC_ADPT_FMT" clear current_bss by cfg80211_disconnected\n", FUNC_ADPT_ARG(adapter));
9645                 rtw_cfg80211_indicate_disconnect(adapter, 0, 1);
9646         }
9647         #endif

3. cfg80211_rtw_stop_ap 他で引数の数がおかしいと怒られた事への仮対応

sudo nano /var/lib/dkms/8188eu/5.3.9/source/os_dep/linux/ioctl_cfg80211.c

下記のボールド体のところを追加

4879 static int cfg80211_rtw_stop_ap(struct wiphy *wiphy, struct net_device *ndev)
4880 {

#if (LINUX_VERSION_CODE >= KERNEL_VERSION(5, 19, 0))
4880 static int cfg80211_rtw_stop_ap(struct wiphy *wiphy, struct net_device *ndev, unsigned int link_id)
4881 #else
4882 static int cfg80211_rtw_stop_ap(struct wiphy *wiphy, struct net_device *ndev)
4883 #endif

その他も定義のところで、第3引数のところに、int link_id を追加

また、cfg80211_ch_switch_notifyの引数に下記の様に 0 を追加してみた

420         cfg80211_ch_switch_notify(adapter->pnetdev, &chdef, 0);

4. bssidに、network.MacAddress は無いと怒られた事への仮対処

sudo nano /var/lib/dkms/8188eu/5.3.9/source/os_dep/linux/ioct l_cfg80211.c

下記の様に、links[0]. を、追加した

1097                 freq = rtw_ch2freq(channel);
1098                 notify_channel = ieee80211_get_channel(wiphy, freq);
1099                 #endif
1100
1101                 #if (LINUX_VERSION_CODE >= KERNEL_VERSION(4, 12, 0) || defined(RHEL79))
1102                 roam_info.links[0].bssid = cur_network->network.MacAddress;
1103                 roam_info.req_ie = pmlmepriv->assoc_req + sizeof(struct rtw_ieee80211_hdr_3addr) + 2;
1104                 roam_info.req_ie_len = pmlmepriv->assoc_req_len - sizeof(struct rtw_ieee80211_hdr_3addr)>

5. REGULATORY_IGNORE_STALE_KICKOFF が無いと怒られた事への仮対処

sudo nano /var/lib/dkms/8188eu/5.3.9/source/os_dep/linux/wifi_regd.c

下記の部分を (6, 4, 4)から、(6, 1, 39) へ書き換えてみた

387 #if (LINUX_VERSION_CODE >= KERNEL_VERSION(3, 19, 0)) && (LINUX_VERSION_CODE < KERNEL_VERSION(6, 1, 39))
388         wiphy->regulatory_flags |= REGULATORY_IGNORE_STALE_KICKOFF;
389 #endif

結果

ここまでで、ワーニングは残っているが、エラーにならずにapt upgrade できる様になった。
但し、仮対処が正しいかどうかはわからないし、他の版になったらどうなるかもわからない

仮に、マネをする人は、他の情報を当たってからにした方が良いです。 エラーになってどうしようもない場合だけ。 自己責任でお願いします。

wordpressのサイトヘルスでPHPが旧いと怒られたのでPHPを更新した。その際の実施メモ。

まだ、エラーが残っていたので追記(3.3)と一部追記(3.2) 2025/11/20

背景

本サイトでwordpressを運用しているが、サイトヘルスでPHPの版数が旧いので更新してください、と怒られていた。そこでPHPの更新に取り組んだが、それなりに大変だったの記録として残す事にした。
なお、OSがbusterのままだとPHPを更新出来なかったのでOSもバージョンアップした。

更新前の状況
OS: Raspbian buster PHP: ver. 7.4

更新後の状況
OS: Raspberry Pi OS bullseye PHP: ver. 8.4

第一段階 raspberry Pi OSのバージョンをbusterからbullseyeに更新

1.1 ソースリストの変更
1.1.1 sources.list中のbusterをbullseyeに変更する
   (security部分に一部フォーマットの変更もあり)

sudo nano /etc/apt/sources.list
下記の様になる様に変更する

deb http://deb.debian.org/debian bullseye main contrib non-free
deb http://deb.debian.org/debian-security/ bullseye-security main contrib non-free
deb http://deb.debian.org/debian bullseye-updates main contrib non-free

1.1.2 sources.list.d/raspi.list中のbusterをbullseyeに変更する

 sudo nano /etc/apt/sources.list.d/raspi.list
 下記の様になる様に変更する

 deb http://archive.raspberrypi.org/debian/ bullseye main

1.2 OSを更新

sudo apt update
sudo apt upgrade --without-new-pkgs
sudo apt full-upgrade
sudo apt autoremove

sudo apt install zstd
(bookwormに更新時必要になるのでついでにインストールしておく)
 
sudo reboot

1.3 xrdpがブルーの画面のままとなる場合の対応

こちらのサイトを参照
https://raspberrypi.stackexchange.com/questions/133425/connection-problem-giving-up-on-xrdp-with-raspberry-pi-os-11-bullseye

第2段階 PHPをバージョンアップ

2.1 おまじない

sudo apt update
sudo apt upgrade

2.2 サービス一時停止

sudo systemctl stop mariadb.service
sudo systemctl stop php7.4-fpm.service
sudo systemctl stop apache2.service

2.3 PHP類インストール

sudo apt install php php-mbstring php-gd php-mysql php-pspell
sudo apt install php-xml php-xmlrpc php-fpm php-curl php-imagick php-zip php-intl

バージョン確認
php -v

2.4 インストール中のメッセージ内で言われたとおりの事を行う

sudo a2enmod proxy_fcgi setenvif
sudo a2enconf php8.4-fpm

sudo systemctl reload apache2
sudo systemctl restart apache2

第3段階 PHP8系とwordpressの相性の悪さに対応

wordpressを表示しようとしたところ、fatalエラーや表示されない問題が発生したので対処

3.1 Fatalエラー対策 functions.php

create_functionがPHP8で削除され無くなったらしく、無名関数で対応

 sudo nano  wp-content/themes/使用しているtheme/functions.php
 
 add_action('widgets_init', function(){register_widget("My_Widget_Meta");});

下記を上記の様に書き換える
# add_action('widgets_init', create_function('', 'return register_widget("My_Widget_Meta");'));

3.2 内容が表示されない問題対応 single.php, index.php, archive.php

クォーテーションで囲まれてないと「Use of undefined constant」というエラーになる様になった。自作のPHPファイルなのでその様なところが残っていた。 自作でなければ必要ないかも

 sudo nano wp-content/themes/使用しているtheme/single.php

下記の場合、DATA_W3Cをシングルクォートで囲む様に書き換えた。

          esc_attr( get_the_date( 'DATA_W3C' ) ); ?>">

同様にindex.php  と archive.php 内の DATA_W3C をシングルクォートで囲む。

         esc_attr( get_the_date( 'DATA_W3C' ) ); ?>">

3.3 他にhtml5とコメントで名前とメールが入力必須になっているかの判断のところうまく動かなくなっていたので、そこを暫定的に決め打ちした  cooments.php

comments.php の先頭に下記を追加

 <?php
  $aria_req = " aria-required='true'" ; 
 ?>

comments.php で$html5 を使っているところを使っていることに決め打ちする。
下記
 '<input id="email" name="email" ' . ( $html5 ? 'type="email"' : 'type="text"' ) . ' value="' . 
下記の様にする
  '<input id="email" name="email" ' . 'type="email"'  . ' value="' .

おしまい

これで、復活し、wordpressのサイトヘルスでも怒られなくなった

CPUがcore i7-7700 OSがwindows10 pro のPCをwindows11 proにupgradeしたのでその記録

該当PCの情報

BTOで購入したマシン(当初ubuntuで運用)に、SSDを増設・windows10 proのusbを購入してインストールしていたもの。

CPU : Intel core i7-7700
マザボ :ASUS Prime H270-PLUS
パーティション:MBR形式
Boot :レガシー 形式
TPM  :2.0のものが付いていた( 別の自作PCにはheadがあるだけ)

従って、MBRからGPTへの変更と、レガシーからUEFIへの変更がまず必要。

MBRからGPTへの変更

windows10に備わっているmbr2gptコマンドを使用する。

powershell(管理者)から行なう。

  1. mbr2gpt /validate /disk:1 /allowFullOS
    Validation completed successfully を確認
  2. mbr2gpt /convert /disk:1 /allowFullOS
    Conversion completed successfully を確認

BIOSモードをレガシーからUEFIへ変更

BIOSの設定から、レガシーからUEFIに変更し保存しresetし再起動する

※Bootメニュー中のCSM(Compatibility Supported Module)のところから変更する

windows10からwindows11へのupgrade

Githubにある flyby11 を使ってupgradeする。 

upgrade後のいくつかのエラー対策

下記は書きかけです。

1.プログラム互換性アシスタント  エラー

https://www.php.cn/ja/faq/650294.html

2.AI suite3 エラー

失敗したかも。 uninstallしてからの方が良いかも

mbr2gptでエラーが出て苦労の挙句解決できたのでメモ

背景

中古のノートPCを購入(CPU: Intel i5-8350U OS:windows 11 Pro)したのだが何かおかしい。

・セキュアbootになっていない
パーティションタイプがMBRになっている

CPUはwindows 11サポート対象だが上記はシステム要件を満たしていない。なのに動作している。windows 11のクリーンインストールでもなく通常のupgrade手順でもなく、抜け道でupgradeされたものなのかも(CPU、TPMはシステム要件を満たしているので通常のupgrade手順で出来るはずだが。 おそらく、中古PC販売者がCPU等がもっと旧いPCでも同じ手順で出来る様に全て抜け道で行ったのではないかと推測。 )

動いているとはいえシステム要件を満たしていないのは気になるので、MBRからGPTへの変換やセキュアbootに変更しようとした。 ところがMBRからGPTへの変換でエラーが出て解決に苦労したので、解決した方法を備忘録として残す。

なお、遭遇したエラーは
mbr2gpt /validate /disk:0 /allowFullOS   コマンドに対して

MBR2GPT cannot find OS partition for disk 0

が返ってくるというものであった。

対応のアウトライン

次の順で行った。 なお、コマンドは管理者権限でのコマンドプロンプトを使う事。powershellでは管理者権限であっても動かないものがある。また、通常のコマンドプロンプトでも動かないものがある。

1.ディスクの構成を確かめる
2.問題個所を除去する
3.mbrからgptへ変換する

これらの対策は、
https://www.diskpart.com/gpt-mbr/mbr2gpt-cannot-find-os-partition-7201.html
のページのsolution-1によるものです。

なお、このエラーはwindowsのupgradeの際にやり方によりゴミが残る事によるものだそう。

ディスクの構成を確かめる

diskpartコマンドでdiskpartモードに入ってから行う。

・list disk  でディスク番号を確認。その後diskを選択。 
 sel disk 0 や sel disk 1などでwindowsがインストールされているディスクを選択。

・list parで、boot ディレクトリーがありそうなpartition を確認。

・該当partitionにドライブletterがアサインされていなければ、
sel par コマンドと assign letter=w などドライブletterを割り当てる。
 例: sel par 2 then assign letter=b

・diskpartから抜け出し、 dir /a b:\  などで、boot <dir> があるpartitionか確認する

・もし そのパーティションにboot <dir>が無かった場合は、別のパーティションで同様に探す

問題個所を除去する

bドライブにbootディレクトリーがあったとして説明する。

bcdedit /store b:\boot\bcd /enum all を実行し、unknown となっているところが無いか調べる。 

もしunknownがあれば、 そこの部分の {identifier}部分を使って、
bcdedit /store b:\boot\bcd /delete {identifier}  にてその部分を削除する。

これをunknownが無くなるまで繰り返す。

mbrからgptへ変換する

disk0がwindowsが入っているdiskとして説明。

mbr2gpt /validate /disk:0 /allowFullOS

を行い、これがsuccessfully completed となったら

mbr2gpt /convert /disk:0 /allowFullOS

にてMBRからGPTに変換する。

後始末:BIOSでレガシーからUEFI起動に変更

再起動しBIOSを立ち上げ起動方法を変更する

windowsタブレットにubuntuをインストールしたのでメモ

背景

中古のwindowsタブレットを持っていたが、過放電を起こしてしまいバッテリーが30%程度まで劣化してしまった。また、格安の中古タブレットをたまたま見つけ購入したのでバッテリー劣化したタブレットにubuntuをインストールしてみたというもの

該当のタブレット

Fujitsu製のArrows Tab Q509/VE

CPU : Intel N4000
メモリー:4GB

インストールしたubuntu 及び インストールに使った物

ubuntu: ubuntu 24.04.02 desktop

使った物:usbメモリー 、usbキーボードusbマウス 及び それらを接続するためのusb hub
(下記写真は usb hub)

最初にusbキーボードを接続して、BIOSからbootの優先順位を変更するのを忘れないように

 インストール自体はrufusを使った通常の手法で出来た。但しマウスやキーボードが必要で結局usb hubもインストール作業に必要だった。

インストール結果

1.タッチは有効でした
2.文字入力促された場合、その場所をタップするとソフトキーボードが出現
3.タブレットを傾けると、それに合わせて表示も向きが自動的に調整される
4.wifiとbluetoothも問題なく使用可能

5.アプリの画面表示でwindowの右上がdefaultでは切れているので、設定のディスレイで解像度を調整する必要がある。200% にdefaultでは為っているので 175%に変更すると良さそう。100%だと文字が小さすぎる。

感想

タブレット自体が非力なので大した事は期待できないが、ubuntu tabletとしての使用は問題なさそうでした。

廃棄するwindows PC(USBブート出来ないやつ)のシステムドライブのデータ消去

困っていた事

PCを廃棄するため、windows PCのシステムドライブのデータ消去しようとしたが、以前のPCのためかUSBメモリーからboot出来ない。そのため、外付け媒体からデータ消去ソフトを立ち上げて消去するという手法が取れなかった。また、外付けのHDDやDVDドライブからもboot出来なかった。
元々付いていたDVDドライブからなら出来たのかもしれないが、既に取り外していた。

行ったデータ消去方法

windowsの機能のdiskpartを使う方法でデータ消去した。

Step-1 コマンドプロンプトを出すまで

  • 1.windowsの回復オプション画面を出す
  • 2.PCの起動をカスタマイズするから「今すぐ再起動」をクリック
  • 3.トラブルシューティングを選択
  • 4.コマンドプロンプトを選択

しばらく待つと、コマンドプロンプトの画面になる

Step-2 コマンドプロンプトからDsikpartを実行する

以下のコマンドを実行していく

diskpart
list disk
select disk 0
clean all

時間がかかるが終了まで待つ。 終わったら、exit で終了

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